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希少性がきわめて高く、
アイダーダウンの羽毛ふとんは世界でも年間
わずか約3,000枚しか生産されていないと言われています。アイスランドではアイダーダックは特別保護動物に指定されています。年間に採取してよい羽毛の量は3t以内(一つの巣から20g以内)と定められています。採取方法は野生の鳥の巣から採取されています。羽毛の採取方法には厳格な制限が与えられており、一部の農家だけが許されています。
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北極海からの冷たい風と、
汚染されていない綺麗な自然の中で育まれたアイダーダウンは、
保温性、弾力性、通気性において「別格」と言えます。アイダーダックの羽毛は、厳寒の地で生き抜くため、特殊な羽毛の形状をしています。目に見えないほど細かな、柔らかい鍵状になっており、ダウンボールが引っかかるようにしてまとまります。
その絡み合いが細かな空気の層をつくるため、保温性が高く、弾力性、通気性にも優れています。
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採取方法
毎年春の繁殖期になると、多数の野生のアイダーダックが沿岸近くに集まります。メスのアイダーダックは自分の胸から羽毛を抜き、厳しい寒さから卵やヒナを守るため、暖かくて居心地の良い巣を作ります。
そして、ヒナが巣立った後、羽毛が風で飛ばされしまう前に1つ1つの巣を周り、手作業で羽毛を集めます。1kgのアイダーダウンを得るためには、約60か所の巣を回って集めなければなりません。 -
クリーニング
アイダーダックの巣は海岸に近いため原毛は塩分と湿気を含んでいます。
農家では集めたアイダーダウンを熱風で乾燥し、その後クリーニングがおこなわれます。卵の殻のかけら、干し草、小枝、その他の汚れ物を振動で取り除き、その後、手作業でダウンとフェザーにわけられます。
1kgのアイダーダウンを得るのに、7〜8時間の手作業が必要とされます。 -
ケアと保護
アイスランドでは約400軒あるアイダーダウン農家が野生のアイダーダックの保護とケアに努めています。アイダーダックは、毎年同じ場所に営巣する習性があり、農家は春になると安全な巣作りの場所を用意します。そして、ヒナが巣立つまでの数週間、テンやミンク・乱暴なウミカモメからダックを守るため、昼夜を問わずアイダーダックやその卵を守ります。このように大切に育てたアイダーダックは、また翌年春に無事戻って来るのです。
皆様へ究極のアイダーダウンの羽毛ふとんをお届けします。
◎本物である証
アイスランドから輸出される際、アイダーダウンには完全封印が施され、検品証明書・原産地証明が発行されます。証明書の発行には厳しい基準があり、純度・重さ・色・においの厳しい査定を受け、その基準に合格したもののみがアイダーダウンとして認定を受け、証明書を得ることができます。ベッテンスタジオのアイダーダウンは、検品証明書と原産地証明を受けた本物のアイダーダウンです。
◎羽毛の選別から縫製まで
品質管理が徹底しているドイツのカールスルカ社で羽毛の選別から縫製までを行います。羽毛を傷つけないよう丁寧に洗浄・乾燥し、より状態の良いダウンを選別します。その羽毛を100分の1の正確さで測り、熟練の職人による手作業でふとんのマスにひとつずつ充てんします。側生地には、本掛けにはジャカード サテン(綿100%)、肌掛けにはファインナノバテイスト(綿100%)という最高品質の生地を使用しています。また、細かなキルティングにすることで、身体への密着度を高め、アイダーダウンの質の良さを最大限に引き出しました。
原毛のプロフェッショナル カールスルカ社
ドイツの東南に位置する古都レーゲンスブルク近郊で1880年から4世代に渡り羽毛を取り扱ってきました。1,200m?の面積をもつダウン・フェザーの寝具工場と、2,000m?の倉庫を所有し、羽毛に対する絶対的な知識をもとに、羽毛の選別から洗浄、縫製まですべての工程を自社で行っています。ベッテンスタジオは、カールスルカ社との30年来の共同作業によりさらなる質の向上に努め、より安心してご使用いただける羽毛ふとんを提供できるよう力を尽くしております。